TOYOBOの体温とは、世の中の課題解決に挑むTOYOBOで働く人々の日々奮闘する様子やプライドを持って働く熱意です。
なかなか世の中に出ない製品誕生の裏側から、TOYOBOで働く人々の日々のコミュニケーションや暮らしなど、関係者の体温がこもった「声」をお伝えします。

オレンジ

グレー

グリーン

ブルー

パープル

セイヒンの声

ゲンバの声

カイシャの声

Voice by TOYOBO

働き方

<h2 id="hefa0ea3375">メンバー紹介</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/b1a86a60b3a948c2af2b114680c2c79d/DSCF1272.jpg" alt="全員集合の写真" width="3000" height="2250"><figcaption>左からクォンさん、アナさん、庭本さん、ビセンシオさん</figcaption></figure>

<h2 id="hb245bdf950">各国のおいしいもの事情、おしえて！</h2>

クォン：韓国はね、おいしい肉料理がたくさんあるけど、じつは野菜メニューも豊富なんです。肉料理屋さんに行くと、サイドディッシュである「パンチャン」というものを何種類も並べてくれる。お代わり自由の店が多いから、ご飯と一緒についつい食べすぎちゃう（笑）。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/5661db947e9a4af59b48afb8ad5733de/48316173.jpg" alt="韓国の野菜料理「パンチャン」のイメージ写真" width="2000" height="1333"></figure>アナ：セルビアは周辺諸国の影響もあって、食文化がとても豊か。私が一番好きなのは「サルマ」。日本のロールキャベツに似ているけど、キャベツは酸味があるものを使って、お米も入ってる。やさしい味わいです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/16c3246a6543485a9c85044ee78d4836/101214522.jpg" alt="セルビア料理「サルマ」のイメージ写真" width="2000" height="1500"></figure>クォン：セルビアの調味料で、パプリカパウダーおいしいですよね？アナ：そうそう、あれは国民的調味料ですよ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/8843a8e824a5499781630b141b80152b/IMG_2423a.jpg" alt="韓国のクォンさんとセルビアのアナさんの写真" width="6000" height="4000"></figure>クォン：私はテキサスバーベキューをよく作るんですが、パプリカパウダーが決め手になる。ビセンシオ：そうなんですか？！ まさにバーベキューは、アメリカの自慢料理です。 じっくり燻製して焼いたお肉を「バーベキュー」というのですが、地域によって肉の部位や調理法が違うんです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/ab68fb7149844cfab1db25e01cc8b273/85792938.jpg" alt="アメリカ料理「バーベキュー」のイメージ写真" width="2000" height="1333"></figure>

<h2 id="h29dc669b41">ちょっとした感覚の違いがおもしろい！</h2>

クォン：時間の感覚かな。韓国はものすごくスピードが早いんですよ。仕事の進め方も、公共機関の手続きも、何ごとも早い。「空港で迷っても、韓国人について行けば飛行機に乗れる」と言われるくらい（笑）。国民性なのでしょうね。 アナ：逆に、セルビアはゆったりですね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/e3bafc96fbdc43e493da1b00793046e6/IMG_2350.jpg" alt="アナさんの写真" width="5709" height="3806"></figure>庭本：私はタイに４年間駐在していたのですが、あるタイ人から「タイ人は集合時間にルーズだって言われるけど、日本人は会議が延長しても平気だよね」と言われてね。 なるほどなぁーと思いました。そこから「会議が延長したら罰金」っていうルールを作ったんです。早く終わるようになったし、たまった罰金で飲み会したりして（笑）。アナ：アメリカはどう？ビセンシオ：アメリカはいろんな国から集まっているから、感覚も人それぞれ。 国民性って聞かれると何だろう？ と考えてしまう。でも、国民性がないのが国民性とも言えるかと思います。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/96d547d83be04b6fb7ef424446782558/IMG_2428a.jpg" alt="庭本さんとビセンシオさんの写真" width="5850" height="3900"></figure>クォン：たしかに、たしかに。

<h2 id="haebc3183fc">働き方もこんなに違う。世界は広いなぁ～</h2>

クォン：ぜんぜん違いますね。韓国はがむしゃらに働く人が多い。上司に報告しつつ、同時に動くみたいな感じ。ワークライフバランスという言葉もあり最近は変わってきているらしいけど、どのくらい浸透しているかはよく分からないですね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/0011831e1ab548e390e7d20d2d6a01f9/IMG_2334.jpg" alt="クォンさんの写真" width="6000" height="4000"></figure>アナ：セルビアは、仕事よりもプライベートの時間を大切にする人が多いです。残業もほとんどしない。自分に期待されていることが明確だから、やるべきことをやってそれ以外のことはやらない。庭本：アメリカも残業しない人が多いの？ビセンシオ：昔はそうでしたけど、今は違いますね。 とくにIT関連の企業などは、オフィス内に生活で必要なものを全部揃えているから、そこでずっと過ごす人が増えてる。夕ご飯も食べられるから19～20時まで仕事するとか、通勤専用のバスや列車があってWiFiがつながってたり。クォン：仕事したい人はずっとやれるよと。庭本：意外ですねー。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/bbdc48abf51842129937f869ab8f6f5b/DSCF1224a.jpg" alt="庭本さんの写真" width="8256" height="6192"></figure>クォン：でも、周囲が残っていたとしても、アメリカ人ならマイペースで帰る人も多いんでしょ？ビセンシオ：いや、そんなことないですよ。みんなが残っているとプレッシャーは感じます。それは万国共通じゃないかな。庭本：働くスタイルも結構違うものですね。アメリカが一番意外だったなぁ。

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/1fec3c8c396a48a5b39afd7a74af6b89/IMG_2365a.jpg" alt="TOYOBOの会議室で話す４人の写真" width="2907" height="2000"></figure>アナ：私はTOYOBOでしか働いたことがないので他は分からないけど、みんなすごくやさしい。言葉が分からないときでも、ていねいに説明してくれるから安心できます。

アナ：価値観はかなり違いますね。 たとえば、日本人は人生を考えるときに20～30年先を想像するけど、セルビアでは「今」にフォーカスする人が多い。昔から戦争などが多かったから、遠い先のことより今に集中する傾向が強いです。クォン：韓国は内需だけではやっていけないから、グローバルを意識してますね。大きい市場で利益をちゃんと出すなどの目的意識が日本より強いかな。<h2 id="h932cc45acd">「行間を読む」は日本だけじゃなかった？！</h2>アナ：セルビア人と比べると、日本人は本音をあまり言わないですね。クォン：本音と建前というやつだね。アナ：セルビア人は他人との距離感がないんです。日本に来て「行間を読む」という感覚を知りました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/7000902eebbb4a13b89e3507d6758c1c/DSCF1087.jpg" alt="アナさんの写真" width="3000" height="2415"></figure>クォン：High Context（ハイコンテクスト）は空気を読む文化。その逆は、Low Context（ローコンテクスト）で言葉で伝える文化。韓国とセルビアは、ローコンテクストで似ているのかも。アナ：アメリカもそうでしょ？ビセンシオ：うーん、人によるかな。言葉だけで分かる人もいれば、行間を読まないといけない人もいる。多様性の国だから。庭本：タイ人もね、行間豊かな国民性なんですよ。 でも、日本人とタイ人だと、文化的背景が同じじゃないのに、お互いに行間を読み合うから、逆に分かりにくくなることもある。だから、タイ人と話すときはローコンテクスト、つまり言葉でちゃんと伝えないといけないと。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/85c91086366d4b7f8ed82bc3c660f747/IMG_2319.jpg" alt="庭本さんの写真" width="5779" height="3852"></figure>クォン：要は、相手にちゃんと伝わるようにってことですよね。庭本：そうそう、日本人同士でも伝わりにくい場面はいろいろあるから、程度の問題だと思う。時として、はっきりとした言葉で伝えることは、仕事をする上では大切だと思います。

<h2 id="hb776e560bc">ダイバーシティって、一人ひとりを認め合おうとする気持ち</h2>

ビセンシオ：そういう感覚を持っている人は多いでしょうね。 でも、それだけに違いを受け入れられない人たちもいます。地域によっては、英語のアクセントやイントネーションを厳しくチェックされたり。庭本：私も若い時に、アメリカで「英語が上手ですね」と言われてショックを受けたことがある。ぜんぜんカタコトだったのに。上から見られている感じがしてね（笑）。ビセンシオ：アメリカではよくあることですよ。 でも私は、違いを見つけるより共通点を見つけることにしています。その方がお互いにわかり合えるから。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/2d12983ad4164b1992a60a6cfe109376/IMG_2420.jpg" alt="ビゼンシオさんの写真" width="5779" height="3852"></figure>一同：おぉー、すばらしい！（うなずく）。クォン：その方が、自分のためにもなりますからね。アナ：セルビアでも同じ。周辺国との交流が多いからこだわらない。国籍というより、一人ひとりの個性として見ている。一同：なるほど、それが大事だねー。庭本：ダイバーシティってそういうことですよね。お互いの違いを認めるってことは、一人ひとりの個性を認め合って、いいなと思う点を見つけるというか。クォン：たしかに。仕事をするうえでは、とくに大事でしょうね。<h2 id="hff568d3952">TOYOBOで働くなかで大切にしていること</h2>

ビセンシオ：企業理念体系である「TOYOBO PVVs」、『順理則裕（じゅんりそくゆう）』という考えはすばらしいと思いますね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/4276a45c6272467b808aa10223114fc5/TOYOBO_PVVs-Sheet.jpg" alt="「TOYOBO PVVs」の画像" width="1280" height="720"></figure>

Principle（理念）：東洋紡の創業の精神・信条  Vision（めざす姿）： 世の中にどういう価値を提供する会社になるか  Values TOYOBO Spirit（大切にすること）： 東洋紡グループの全員が大切にすること

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/e33d81147efa4b65aee964c25f515739/DSCF1236.jpg" alt="ビセンシオさんの写真" width="3000" height="1945"></figure>庭本：私はタイの駐在時代から『順理則裕』という言葉を拠り所にしています。 「なすべきことをなし、ゆたかにする」という意味で、ちゃんと英訳もあるんですよ。Adhering to reason leads to prosperity. 要はリーズナブルなことをやりましょうと。そうしたら、結果としてゆたかになりますよと。クォン：誰かにツッコミを入れるときも、それって「TOYOBO PVVs」から外れてない？ って言ったり（笑）。アナ：なるほど～（笑）。クォン：「ツッコミのネタにする？」って思う人もいるかもしれないけど、センスってそうやって磨かれていくから。自分のなかに少しずつ浸透していって、いつか自分たちが次の世代を引っ張っていくときにも、力になるはず。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/791ef05cd6a34bb19d20dd0314ba1c24/DSCF1865a.jpg" alt="「TOYOBO PVVs」の画像" width="8256" height="6192"></figure>アナ：こんな話、普段はなかなかしないけど、みんなの考えが分かっておもしろい。クォン：職場が離れているから話す機会がなかったけど、楽しいね。今度ご飯いきましょうよ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/8b872bdb60784f398e18c8d3ca0246a9/IMG_2446a.jpg" alt="クォンさんとアナさんの写真" width="6000" height="4000"></figure><h2 id="hb4f13ad2ee">いま頑張っていること、これから取り組みたいこと</h2>

クォン：私はイノベーション戦略部の新事業推進グループ。 新しい研究テーマを事業化するために、性能・効果検証や品質保証体制やマーケティングなどをやっています。自分たちがつくり出す技術や製品で、世の中のニーズに応えられたらと考えるとワクワクします。 今までは研究職だったので、これからマーケティングのキャリアを伸ばしたい。ビセンシオ：生命科学創発ユニット2のバイオプロセスグループで、微生物の力を生かして物質をつくる研究をしています。 環境への負荷が高いといわれるプラスチック製品だけど、バイオプロセスを用いて原料を生産することで持続可能な社会構築に貢献できる。とてもチャレンジングな仕事だと思っています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/2fe3172eb1754da0b013520c183aa94d/DSCF1150t.jpg" alt="" width="8256" height="6192"></figure>アナ：エアバッグ事業総括部の企画・管理グループで、エアバッグ用基布を作るための原料調達をしています。 最近、マレーシア倉庫で原料を保管することになり、メイン担当として任されているので、学ぶことが多くておもしろいです。将来的には営業担当もやってみたいなと思ってます。庭本：私は経営企画部で、会社の変革を推進する仕事をしています。 TOYOBOは海外で仕事をする機会があるし、皆さんのような外国籍の社員もおられる。自分とは違う考え方やルーツをもつ人たちと話すと、気づきがいろいろあっておもしろいね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/310179156c054659b84b2446668e0d86/DSCF1131a.jpg" alt="庭本さんの写真" width="8256" height="6192"></figure>クォン：一人ひとりの考え方を知ることは、とても大事ですね。私もいい勉強になりました。一同：今日はありがとうございました！クォン：それじゃ、いつご飯行こうか？（笑）一同：いいねー！（大笑い）

みんな違うからおもしろい！「グローバル座談会」４ヵ国トーーク！

<h2 id="habe6784d64">メンバーの紹介</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/02b4494932c5494cbe5f3722a668647c/IMG_5958.jpg" alt="左から庄司久美子さん、松下豊さん、斉藤信子さん、濱田美代子さんの集合カット" width="6000" height="4000"><figcaption>左から庄司久美子さん、松下豊さん、斉藤信子さん、濱田美代子さん</figcaption></figure>

<h2 id="he6b29cd537">今でも続く良い関係</h2>

松下：定期的にではありませんが、タイミングを合わせて会うことはありますよ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/1cb2749310b34c2f8e5cd4ba166f9c50/IMG_6035.jpg" alt="斉藤さんのインタビューカット" width="4878" height="3252"></figure>斉藤：私は1990年に入社して、1996年に選手を引退しました。濱田さんと庄司さんとは現役時代が少しずれていて、一緒にプレーすることはなかったんですが、食事をしたり、いい関係を続けています。濱田：私と庄司さんは1999年の同期入社で、斉藤さんの後輩にあたります。庄司：残念ながら斉藤さんとはプレーでご一緒することはありませんでしたが、後輩の私たちに優しく接してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/9ac65b582afe45569ea787d42ec3b6e7/IMG_4233.jpg" alt="松下さんのインタビューカット" width="1630" height="1223"></figure>松下：私は1996年11月から1999年10月まで3シーズン、『東洋紡オーキス』の事務局をやらせてもらいました。従業員とチームの橋渡しや応援団の編成など、脇からチームを支える役割でした。庄司：松下さんはよく体育館にも足を運んでくださり、ボール拾いなんかも積極的にしていただいて、ありがたかったですね。<h2 id="hd8204d02e8">なぜ『東洋紡オーキス』へ？</h2>

斉藤：中学生の頃はスコア係でしたが、高校生になってようやくレギュラーの座をつかみ、主将も務めました。春高バレー（全日本バレーボール高等学校選手権大会）、インターハイ（全国高等学校総合体育大会）では大阪代表として全国大会に出場することができました。その後、国体（国民体育大会）の大阪選抜主将を経て、TOYOBOへという流れです。松下：色々と誘われたと思いますが、なぜTOYOBOを選んでくださったのですか？<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/c12bdfcdbc934a22b9598d8ce0048e6a/%E6%96%89%E8%97%A4%E3%81%95%E3%82%93_%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F1%E2%88%921.jpg" alt="ブロックを決める高校時代の斉藤さん" width="817" height="1247"><figcaption>見事なブロックを決める高校時代の斉藤さん（写真左）（本人提供）</figcaption></figure>斉藤：複数の企業から声をかけていただきました。でも実は私、高校時代からTOYOBOの合宿にも参加させていただいていて。会社の雰囲気も知っていたし、地元が大阪ということもあって、TOYOBOに決めました。ただ大学へ進学するかどうかは迷いましたね。松下：そうだったんですか。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/befb51a9b6e34a0998ef870a8978aebc/%E6%96%89%E8%97%A4%E3%81%95%E3%82%93_%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F_2%E2%88%921.jpg" alt="スパイク決める高校時代の斉藤さん" width="1399" height="1976"><figcaption>高い打点でスパイクを決める高校時代の斉藤さん</figcaption></figure>斉藤：今でこそ選手寿命は延びていますが、私が現役だった当時はアスリートの寿命って短くて、20歳前後がピークという考えが一般的でした。この一番良い時期に大学で勉強しながらバレーボールを続けるか、それともスポーツ一本で行くか。人生の大きな選択に迷いました。

斉藤：恩師に「学業は後でもできる」とアドバイスいただいたのがきっかけです。恩師に言われた通り、働き始めてから大学に通い卒業しました。濱田：私は小学三年生でバレーボールを始めて、25歳で引退するまで17年間、ひたすらボールを追いかけてきました。小学校の卒業文集には、全日本の選手になっている自分を想像して書いたりもしていたので、スポーツ選手の道を歩むことができて、本当に幸せです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/bc85b621f8fd4f529a84012710de39b5/%E5%BA%84%E5%8F%B8%E3%81%95%E3%82%93_%E5%B0%8F%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F1%E2%88%921.jpg" alt="スパイクを打つ小学生の庄司さん" width="1336" height="859"><figcaption>「第12回ライオンカップ全日本バレーボール小学生大会」でスパイクを打つ小学生の庄司さん</figcaption></figure>庄司：私も始めたのは小学三年生の時です。その後、ずっとバレーボール漬けの日々でした。高校卒業後は大学でバレーを続けるつもりだったのですが、TOYOBOに声をかけてもらったんです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/39072a18c54c460da2060f4908834c96/%E5%BA%84%E5%8F%B8%E3%81%95%E3%82%93_%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F1.jpg" alt="レシーブをする高校時代の庄司さん。「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」にて" width="1356" height="866"><figcaption>レシーブをする高校時代の庄司さん。「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」にて</figcaption></figure>庄司：同級生が全員、企業に就職してバレーボールを続ける決断をしていたこともあって、私自身もこんなチャンスはもう二度とないと思い、TOYOBOを選びました。<h2 id="h5c3e74bf94">アットホームな手作りチーム</h2>

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/9940639adc4b4900b15c27b89c19e529/IMG_6119%20(1).jpg" alt="松下さんのインタビューカット" width="4890" height="3260"></figure>松下：選手と従業員の距離が近くて、すごくアットホームな雰囲気でしたね。従業員たちがみんな「我がチーム」という意識を持っていて、熱く応援してくれました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/ba217ad8828941cca466237768e44329/%E6%96%89%E8%97%A4%E3%81%95%E3%82%93_1994%E5%B9%B42.jpg" alt="『東洋紡オーキス』時代の斉藤さん" width="907" height="630"><figcaption>『東洋紡オーキス』時代の斉藤さん。1994年</figcaption></figure>斉藤：当時は会社をあげて応援してもらえて本当に嬉しかったし、励みになりました。私と同世代の女性社員たちが、仕事後にチアダンスの練習をして、週末にはお休みを返上して試合の応援に駆けつけてくれました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/d7b7053733cf4785b180ced5b8103b02/%E6%BF%B1%E7%94%B0%E3%81%95%E3%82%93_1999%E5%B9%B41-1.jpg" alt="インタビューを受ける『東洋紡オーキス』時代の濱田さん" width="685" height="968"><figcaption>インタビューを受ける『東洋紡オーキス』時代の濱田さん。1999年</figcaption></figure>濱田：他のチームだと、専門の外部応援団と契約されているケースが多かったのですが、TOYOBOのチームは音響もチアも自社社員だったんです。松下：まさに手作りのチームでしたね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/9348e1f80fdb470594ed51023dc639a6/%E6%96%89%E8%97%A4%E3%81%95%E3%82%93_1995%E5%B9%B4A.jpg" alt="『東洋紡オーキス』時代の斉藤さん" width="967" height="650"><figcaption>『東洋紡オーキス』時代の斉藤さん</figcaption></figure>斉藤：関東で試合があると、東京支社の社員たちが一生懸命チアダンスをして応援してくれる。富山に行けば、富山の工場の方々が大声で応援してくれる。本当に心強かったし、ありがたかったですね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/92b4ed26b6c24792bef312b6c73bf414/%E5%BA%84%E5%8F%B8%E3%81%95%E3%82%93_2002%E5%B9%B41jpg.jpg" alt="『東洋紡オーキス』時代の庄司さん（2002年2月25日付　徳島新聞）" width="1840" height="1380"><figcaption>『東洋紡オーキス』時代の庄司さん（2002年2月25日付　徳島新聞）</figcaption></figure><h2 id="he68797b4a6">チーム解散に愕然……</h2>

松下：2002年当時は景気が厳しく、TOYOBOも経営が大変な時代でした。広告を打ち切ったり、キャンペーンガールも2002年が最後になりました。あらゆる経費が削減されていく中で、バレーボールチームだけを存続させることは難しい状況でした。庄司：企業母体があっての実業団スポーツですから、チーム解散は仕方がないことだと思います。会社としての決定事項だったんでしょうけど、突然知らされたのでとてもショックでした。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/fb4db75fdeee41d09c63cfb8943648ac/IMG_6067.jpg" alt="濱田さん、庄司さん、斉藤さんの集合カット" width="6000" height="4000"></figure><h2 id="h2673ec2260">セカンドキャリア、それぞれの船出</h2>

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/129bbfff970f4b58b6d2a68e81eb4542/IMG_4263.jpg" alt="濱田さんインタビューカット" width="2016" height="1512"></figure>濱田：私は会社と引退後の話をする機会があり、その流れでTOYOBOで働くことを決めました。 とはいえ、ショックはずっと引きずっていて……。 それでも、バレーボール一筋でやってきた私に、周囲の皆さんが理解を示し、優しく接してくださったおかげで、徐々に気持ちも立て直していってスムーズに会社業務へ移行できたと思います。庄司：ずっとバレーボール中心の生活だったので、私の中では十分やり切ったという気持ちで、思い残すことはなかったです。 地元を離れてずっと大阪で生活してきたし、会社で私が働ける場所があるならTOYOBOに残りたい。その素直な気持ちを、監督を通して会社に伝えていただきました。受け入れてもらえて嬉しかったですね。

庄司：当時の上司が元々野球をされていて、『東洋紡オーキス』のことも応援してくれていた方だったんです。だから、すごくウェルカムな雰囲気でした。 お酒も教えていただきました（笑）。現役選手の頃は、呑む機会はありませんでしたから、今まで知らなかった世界を教えていただけた気がします。

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/c7154e9b99d640b1b9a56e467afea6f0/IMG_5995.jpg" alt="松下さん、斉藤さん、濱田さん、庄司さんの集合カット" width="6000" height="4000"></figure>庄司：それに、バレーボールをやってきたおかげで根性が身に付きました。業務で辛いことや大変なことがあっても、「バレーボールの練習よりしんどいことはない」。そんな風に思えます。だからたいていのことは乗り越えられますよ（笑）。斉藤：確かに（笑）。バレーボールの練習って、自分の限界を乗り越えていく訓練でしたから。スポーツで培われた精神的な強さは、セカンドキャリアにも生きているかもしれません。

斉藤：私の場合は正直に言うと、本当に孤独で、辛かったです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/c68f541de00f4cbaadf01e3b8c9f2e90/IMG_6126.jpg" alt="松下さんと斉藤さんのインタビューカット" width="5274" height="3516"></figure>松下：斉藤さんは、かなり苦労されているんですよね……。斉藤：最初の頃は、「バレーボールしかやってきてないのに、これから仕事できるの？」という雰囲気をひしひしと感じました。 でも今振り返ると、私がひたすらボールを追いかけていた間、社員の方々は勉強と仕事に費やされてきたわけですから、それは仕方のないこと。 私としては、少しでも早く仕事に慣れるために頑張るしかありませんでした。 その甲斐あってか、徐々に周りの方々にも信頼してもらえるようになり、助けてもらえるようにもなっていきました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/8cb66621423e42f899e71b2475d9a1fe/%E6%96%89%E8%97%A4%E3%81%95%E3%82%93_%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B%E9%A2%A8%E6%99%AF1.jpg" alt="斉藤さんの職場風景" width="4032" height="3024"><figcaption>斉藤さんの職場風景</figcaption></figure><h2 id="h5ab17b5c80">これからセカンドキャリアに踏み出す人たちへ</h2>

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/234970359890439aa3c5c9a8f58529e4/IMG_6061.jpg" alt="庄司さん、濱田さんのポートレート" width="6000" height="4000"></figure>庄司：謙虚さを忘れないことが一番大事ではないでしょうか。スポーツの世界では「自分が！ 自分が！」という自己主張も時には必要ですが、一般社会では、それではうまくいきません。真っすぐ、一つひとつやっていくことだと思います。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/949ae8ad9a7f4d0c8b6cf090837c11bf/IMG_4259.jpg" alt="齊藤さんのインタビューカット" width="1512" height="1134"></figure>斉藤：バレーボールは6人で行うスポーツですが、全員がエースではバレーボールは成立しません。アタッカーだけではダメなんです。レシーブする人、トスする人、ブロックする人がいないといけません。これこそ多様性、ダイバーシティですよね。

<h2 id="h00094a9729">TOYOBOで良かった！</h2>

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/f28aa176490240448ee4a9dc4a54c1bd/IMG_6173.jpg" alt="濱田さんのインタビューカット" width="4288" height="3216"></figure>濱田：チームが解散して、私は「もうTOYOBOにはいられない」と思っていて。ですから就職活動をイチからやるつもりでいました。そうしたら会社側から「あなたが思うこれからの展望を仰ってください。なるべく沿うことができるようにします」と言っていただけて。目の前が明るくなりました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/f10c532591154bcbac1ceca594d23935/IMG_4256-1.jpg" alt="庄司さんのインタビューカット" width="1493" height="1120"></figure>庄司：選手を引退後、セカンドキャリアを歩み始めて改めて会社のサポートの手厚さ、優しさを感じました。子どもが幼い頃、何度も熱を出して私が早退することが続いた時も、周囲の皆さんは理解を示してくれて、文句を言わずに快く送り出してくれました。 これからは、私も後輩社員に対して同じような対応ができたらと思います。それが恩返しになると思うので。斉藤：他の会社の方々と話すと、その度にTOYOBOの社員は恵まれているなぁと感じます。ひとりひとりの特性、置かれている環境などを考慮して人材配置をしてくれている気がします。きめ細かい配慮があるので私も長く働くことができているのだと思います。松下：TOYOBOは紡績会社としてスタートした会社です。紡績会社というのは、会社側と従業員の関係性を良くすることに長けていると思います。今もその良き伝統が続いているのは素晴らしいことですよね。

全員：ありがとうございました！<h2 id="ha214098e44">まとめ</h2>

「TOYOBOだからこそ」〜元Vリーガーたちが語る、セカンドキャリア〜

<h2 id="habe6784d64">メンバーの紹介</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/731e0ad92e9d44a487c2269565b75662/_Q5A9539%202%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%99.jpg" alt="5人で卓を囲んでいる写真" width="1763" height="1175"></figure>

※組織名は2024年3月時点<h3 id="h780afde1f3">コロナ禍入社でも時々集う仲の良い同期メンバーが久しぶりの集合！</h3><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/5d818de60b1946abb848abb5b132e773/_Q5A9531.jpg" alt="「いただきます」の合掌をする5人" width="2000" height="1333"></figure>全員：いただきまーす！

吉門：仕事終わりに個別に飲みに行ったりはしているけど、5人が全員揃うのは1年ぶりくらい？木村：島田さんとは同じフロアで働いているからたまにランチに行くかな。島田：他の同期にも声かけて、何人かで一緒にね。藤田：え、俺も誘ってや。吉門：ゴルフにはよく行くやん、このメンツ（吉門・島田・藤田）と何人かの同期で。井尻：去年はみんなでキャンプをしたよね。藤田：コロナ禍での入社で交流しづらかったところはあるけれど、このメンバーは何かとよく集まっていたと思う。吉門：同期だけでなく部署の先輩後輩とも、仕事終わりに飲みに行ったりしてるよね。<h2 id="hce40bb8cbe">東洋紡で働く「人」ってこんな人</h2><h3 id="h2e80943756">多様なバックグラウンドを持つ人たちの集まり、だけど穏やかで優しい</h3><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/5945ed5a185946e1b8a2fff7ba27f930/_Q5A9936%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%99.jpg" alt="藤田、島田、吉門が話す様子" width="1536" height="1024"></figure>

木村：事業部ごとに特徴があるだろうけど、自分が所属するフイルム（生産技術総括部）は特に保守的な人が多いと思う。井尻：フイルムには明るくハキハキした人が多いイメージもあるよ。特にパッケージング（事業総括部）の方は。吉門：フイルムと比べたら、バイオ（事業総括部）はまた雰囲気が違う。バイオは研究畑出身で理系の人が多くて、穏やかなタイプの方が多いな。島田：デジ戦（デジタル戦略総括部）は若手社員が多いから、明るくてフランクな雰囲気かな。吉門：デジ戦は、仕事着がスーツじゃないのもあってラフな感じがするね。藤田は昨年7月に異動したばかりだけど、人事・労務総括部はどう？藤田：面倒見のいい人が多い。分からないことも丁寧に教えてもらえて安心感があるよ。井尻：私がいま出向してるTMC（東洋紡エムシー）は、よく若手同士とか経営者層との懇親会があって横のつながりも多いけど、優しい人が多いのと、割とみんな積極的だなと感じる。木村：東洋紡は穏やかで優しい人が多いよね。<h3 id="h87034b7ade"> アンテナ感度の高い人たちから刺激をもらう日々</h3>

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/cd9f5a4b182b4b848d62b4c33978a07b/_Q5A9690.jpg" alt="藤田が話す様子" width="2000" height="1333"></figure>藤田：人事は自分よりもまじめで堅実な人が多いから、毎日新鮮な驚きがある。「そんな考え方すんのや」みたいな。こだわる部分も自分と違っていて、気づかされることもめっちゃ多い。吉門：うちの部署には情報のアンテナを張っている人が多い。市場のトレンドとか、他の会社の新製品とか、知らないことを教えてもらうたびに刺激を受けてるわ。木村：そういう尊敬できる人が周りにいると、自分の向上意欲につながるよね。井尻：私は仕事で意見を求められることが増えて、発信することの大切さを改めて考えてる。4年目で仕事に慣れてきたせいか、新しいことを思いついても、過去の経験から「これは無理」と決めつけて何も言えなくなること、ない？木村：ああ、分かる気がする。井尻：最善策を見出すためにも違う立場からの意見は必要だし、ちゃんと自分の言葉で発信しなあかんねんなって。島田：そうやってみんなが、それぞれの部署で頑張っている話を聞くと、自分も頑張ろうって改めて思うな。<h2 id="hc80869eed4">これが“東洋紡イズム”</h2><h3 id="h69a48b8e95">現場でも活躍する自社製品を前に、東洋紡のすごさを実感</h3>

島田：私は新しいシステムをリリースしたときに、現場から「受注や在庫管理が便利になった」という声をもらった時が、この仕事をやっていてよかったと感じる瞬間かな。藤田：他者からの評価はやっぱり嬉しいね。僕も、インターンシップ（職業体験）の参加者アンケートで「社員の雰囲気がいい」と書かれていると、東洋紡っていい会社だなと思う。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/3717e2d046d6413580412d5e26fa0cd3/_Q5A9566.jpg" alt="木村を中心に藤田と井尻が話す様子" width="2000" height="1333"></figure>木村：自分は工場管理に携わっているから、自分が担当するラインで生産されたフイルム製品がコンビニやスーパーで使われているのを見ると、ちょっとは社会に貢献できているのかなって。井尻：私も、売り場で実際に目にすると感動する。自分が提案した素材で製品化された不織布マスクを店頭で見た時はうれしくて3つくらい買って帰ったもん。藤田：吉門はバイオだから医療系だよね。吉門：そう、医療って自分が若いうちは頼ることがまだ少ないから役に立っている実感がわかなかったけど、コロナ禍のときに、東洋紡の技術が医療現場で活用されている例を知ったときは「すごい」と思った。<h3 id="hb9528d82fe">競争より“協創”、みんなで創り上げようという空気が東洋紡らしい</h3>

藤田：自分が思うのは“堅実”。承認等の申請の際にいつも感じるんだよね。吉門：堅実なのは良いところな一方で、時間がすごくかかるよね(笑)。藤田：何せフローが長いから（笑）。ただ、そのおかげでミスが出にくい。そこが東洋紡らしいと思うよ。井尻：そう考えると、やっぱり東洋紡は“まじめ”じゃない？　コンプレイン（苦情）対応のときでも、「東洋紡さんはいつも真摯に対応してくれる」って、逆に先方から褒めていただくこともあるくらいだし。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/8ab43d66c82d49c68735dd0f6231ab72/_Q5A9809.jpg" alt="島田と吉門が話す様子" width="2000" height="1333"></figure>吉門：確かに。僕は品質の異常で出荷が止まったときは泣きそうになったよ（笑）。その場では「どないすんねん！」と思うけど、“ルールを守る”という意識が徹底されているからこそ、お客さまの信頼を獲得できてるんだろうな。島田：“まじめ”が東洋紡らしいというより、東洋紡に入る人がもともと“まじめ”なのかな。ズルいことをせず、人としてあるべき道を行く。そんなタイプが東洋紡に集まってくるのかもしれないね。吉門：僕が思う東洋紡らしさが、ほどよく“ゆったり”かな。自分は営業だから目標に向けて努力している中で、上司からのプレッシャーは無く後押ししてもらうことが多い。だから未来への投資というか、先を見据えた種まきができる余裕が東洋紡にはある。島田：デジ戦も、目先の目標がすべてという部署ではないな。長い目で見て、より良くなるための意見はどんどん取り入れて、常に“変化しよう”としている感じ。そこが東洋紡らしさなのかも。木村：うちの部署も、「自分が、自分が」より「足並みを揃えていこう」という雰囲気だね。競争じゃなく“協創”、みんなで創り上げようという空気が東洋紡っぽい気がする。吉門：なるほど、そっちの意味の「きょうそう」ね。井尻：確かにうちの部署でも感じることがあるよ、その空気。藤田：時には競争も大事だけど、“協創”が東洋紡らしいというのは分かる気がする。<h2 id="h77f17f9613">私たちが支える東洋紡のこれから</h2><h3 id="hdca8037936">空気を読まない新人×ベテラン社員の掛け算で新しい何かが生まれそう</h3><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/828e89a615be49cfaab06cf827af8e5d/_Q5A9569.jpg" alt="井尻の写真" width="2000" height="1333"></figure>

井尻：東洋紡には割と空気を読むタイプの人が多いので、空気を読まない変なキャラの人が入って来たら面白そう。藤田：それ、一体どんなヤツだよ。島田：かき乱されたいって感じ？井尻：そうそう。ベテランでプロフェッショナルな社員と、そういう新人が出会ったら、掛け算みたいに何かが生まれるんじゃないかなって。木村：自分も含めてディフェンシブな人が多いから、もう少しオフェンスタイプの人が入ってきても面白いのかなとは思う。防御力０、攻撃力100みたいな。吉門：極端だな。でも、意外と東洋紡には“秘めたる闘志”を持つ人がいると思うよ。穏やかだけど、自分の芯を持っているというか。木村：吉門は何か秘めてないの？吉門：どうだろ……秘めてるかな？<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/27e4a84e37aa4652b9a7738ab2770758/_Q5A9733.jpg" alt="木村・井尻・島田の写真" width="2000" height="1333"></figure>木村：いや、感じたことはないな。全員：（笑）島田：私は変化を恐れない人に来てほしい。良いものを取り入れる、良くないものはやめる、そういう前向きなエネルギーを持っている人と一緒に新しいことにチャレンジしていきたい。藤田：僕がいいなと思うのは、クラスで「質問ある人」と聞かれたときにすぐ手をあげるタイプの人。吉門：委員長に立候補するような？藤田：うーん、他の人が嫌がることを率先してできる人かな。東洋紡に限らないだろうけど、そういう後輩が入ってきたらこちらもやる気になるな。<h3 id="h28432df601">何よりも品質を優先する思いが根付いている</h3>

藤田：そりゃもう、周りを巻き込むような“熱男”でいたいね。木村：普段はそんなに熱くないやん。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/42fe72dfa5ed4c50933767e81962db41/_Q5A9685.jpg" alt="5人で話す様子" width="2000" height="1333"></figure>藤田：いや、仕事では熱いんだよ。みんな知らないだろうけど！井尻：私はさっきの話の続きになるけど、もっと積極的に発言をして新しい価値を創造できるような営業でありたいと思う。島田：いいね。私はDX（デジタルトランスフォーメーション）について気軽に相談される立場でありたい。社内や事業部の困りごとを一緒に考えて、解決して、業務を効率化できたらいいな。吉門：影響か……うーん、どうだろう。自分は今はプレイヤーとして会社に貢献していたいんだよね。島田：これからも現場で働きたいってこと？吉門：そう、ずっと褒めてもらいたい（笑）。井尻：へえ、意外！（笑）<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/f644b51b32e04459858ba47689a8b068/_Q5A9812.jpg" alt="笑顔で話す島田と吉門" width="2000" height="1333"></figure>島田：なんというか……かわいらしい（笑）。木村：自分は、当たり前のことだけど品質を最優先する今の空気感を守っていきたい。たとえば製品の品質に異常が見つかった場合、そのまま出荷してしまっても売り上げにはなるけど、そんなの絶対にダメだし、悪いことをしてまで利益を生み出したいとは思わない。藤田：おお、かっこええなあ。けど、分かる。木村：東洋紡は『順理則裕（じゅんりそくゆう）』という企業理念を掲げているけど、個人としても“正しいことをする”、“悪いことは絶対しない”というのは心がけたいよね。<h2 id="haed9c078b0">私たちの“協創”で紡ぐ東洋紡の未来</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/a96d4f99a8c24cef987f9e3e807c65f4/_Q5A9847.jpg" alt="店の前で5人並んで笑い合う様子" width="2000" height="1333"></figure>

＃今回協力いただいたお店<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/36d449fa66ba449bb092261e194ae71a/43afffab64834890b52f82ef9cdcb917/_Q5A9405.jpg" alt="お店「Kanta」の看板" width="2000" height="1333"></figure>串揚厨房　Kanta 大阪市北区堂島3-4-1 敬明ビル別館1F TEL　06-6453-66061920年から2022年まで使用していた旧社屋に程近く、東洋紡で働く人々も通う人気店。お昼は定食、夜は串揚げを中心とした豊富なメニューが、心とおなかを満たします。

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