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TOYOBOのミライがわかる! 統合報告書

TOYOBOのミライがわかる! 統合報告書
フーちゃん

フーちゃん

カンビーは「統合報告書」って聞いたことある?

カンビー

カンビー

知っているようで知らないかも……。何が書かれているの?

フーちゃん

フーちゃん

簡単に言うと、会社の“いま”の姿と、これからどうなることを目指すのかという“会社のミライ”を伝えるためのレポートなの。

業績や財務状況の話だけじゃなくて、環境や社会への取り組み、いわゆるサステナビリティのことも解説していて、これを読めばミライに向けた会社の考え方がよくわかるんだって。

カンビー

カンビー

そんなスゴイもの、誰が作っているの?

フーちゃん

フーちゃん

気になるわよね。そこで今回はTOYOBOの統合報告書を作っている人たちの話を聞いてみることにしました〜!

Index目次

メンバーの紹介

写真中央:岡(おか)さん

写真中央:岡(おか)さん

東洋紡株式会社 経営企画部 サステナビリティグループ所属

統合報告書作成チームの頼れるリーダー。普段はおもにサステナビリティに関する情報開示を担当。休日は大好物のミルクティーとケーキを求めてお気に入りの紅茶専門店へ。

写真右:辻林(つじばやし)さん

写真右:辻林(つじばやし)さん

東洋紡株式会社 経営企画部 サステナビリティグループ所属

統合報告書の中でも、人材戦略・事業戦略を中心に、企画及び担当部門との連携を担当。社長を委員長とする議論の場であるサステナビリティ委員会の運営事務などを担当。愛用の革靴磨きが癒しの時間。

写真左:吉見(よしみ)さん

写真左:吉見(よしみ)さん

東洋紡株式会社 人事・労務総括部 人事部 人事企画グループ所属

統合報告書の人事関連パートの制作を支援。学生時代に親しんだフルートを再開し、音を奏でる喜びに浸る今日この頃。

統合報告書を作るシゴトって?

フーちゃん

フーちゃん

皆さんはどうして統合報告書の制作メンバーになられたんですか?元々、詳しかったとか?

:いえいえ、元々は経理部門にいました。当部署に異動してまもなく、次の統合報告書作成のリーダーをやることになり、当初はどうしようかと(笑)。
ただ、以前から一読者として楽しみに読んでいたので、「できるかどうかわからないけど、やってみよう!」という気持ちで臨みました。

辻林:僕も元々は営業をしていて異動してきました。大きな声では言えないんですけど、僕は当部へ異動するまでちゃんと読んだことがなくて……。過去の統合報告書を読んで、「もっと早く読んでおけばよかった!」と悔やみました。それくらい、会社のことが網羅されているんです。

吉見:私は人事部門の担当者として辻林さんと連携して、人事部門内で作成した原稿を取りまとめる仕事をしました。

カンビー

カンビー

実際、どうやって作るんですか?

:全体のテーマと構成を決めてから詳細な企画を練り、他部署の皆さんの協力も得ながら制作を進めていきました。制作期間は例年8か月ほどですが、今年は議論をより深め、10か月くらいかけて作りました。

カンビー

カンビー

じゅ、10か月も!? 長い道のりですね〜。

:はい。吉見さんのように各部門の窓口を務めてくださった方々のサポートもありがたかったです。

吉見:そう言っていただけるとありがたいです。社内の全部門と密なやりとりをして、ひとつにまとめ上げた岡さん、辻林さんはじめ作成チームの皆さんのご苦労を感じました。

フーちゃん

フーちゃん

部署の垣根を超えたチームワークの賜物なんですね。チームがひとつになれた要因は何でしょう?

:統合報告書は、いわば会社と社会の架け橋のような存在です。自分たちが手がけることへのプレッシャーを感じながらも、「自社についてきちんと伝えられるよう、胸を張ってお見せできるものを作ろう」という覚悟を持って取り組みました。

辻林:よりよくするために構成を少し変えたり、新たなページを設けたりと、思い切った挑戦もしています。

カンビー

カンビー

どんな挑戦だろう? 中身が気になってきました〜!

会社のミライが見えてくる!?「TOYOBO REPORT 2025」

※発行時の意匠と異なる場合があります

:まずはこちらをご覧ください。

フーちゃん

フーちゃん

「TOYOBO REPORT 2025」……これが2025年版統合報告書の表紙ですね! お花や緑があしらわれていて、すてき♪

カンビー

カンビー

サイエンス感もあって、ちょっと近未来的。

辻林:つながった球体は高分子技術を、花や緑はバイオ技術を表していて、TOYOBOがこれからもっと伸ばしていこうとしている両技術の融合をイメージしているんですよ。

吉見:球体が地球のようにも見えて、環境や社会への取り組みにも通じますね。

フーちゃん

フーちゃん

確かに!

副題の「『ゆたか』さを実現する東洋紡のチカラ」って何を意味しているんですか?

試し刷りで説明する岡さん(※紙媒体での発行はしておりません)

:TOYOBOが「素材+サイエンスで人と地球に求められるソリューションを創造し続ける会社」として、持続的に成長を目指し、企業価値を高める努力を続けていくという決意を表した、統合報告書の基本コンセプトです。

辻林:このコンセプトを踏まえて、具体的にどうやって努力しているのかを中身で説明していきます。

:その中で特に意識したのが「未来へのワクワク感」。読んだ人にワクワクを感じてもらえるようにいろいろと工夫しました。

カンビー

カンビー

そうなんですね〜。どんな工夫なんだろう!楽しみ!

おしえて!「TOYOBO REPORT 2025」の見どころ

フーちゃん

フーちゃん

統合報告書の見どころやこだわりポイントを教えてください。

:はい、今回拡充したページを中心に3つの見どころを紹介していきますね。

その1:就活生必見の「人材戦略」

辻林:1つめは、私と吉見さんで連携した「人材戦略」のページです。「価値創造の実践」のひとつとして、TOYOBOで働く「人」に対する考え方や取り組みなどを紹介しています。
就職を控えた学生さんや求職者の皆さんにもおすすめのパートです。

吉見:辻林さんのイチオシは、今回新たに設けた人事担当役員のメッセージと「エンゲージメントサーベイ」の特集ですよね。

カンビー

カンビー

エンゲージメントサーベイって何ですか?

 辻林:従業員に対して行う安全・安心で働きやすい職場づくり、従業員が能力を十分に発揮できる環境づくりを目的とした調査です。
いわば、「組織風土の健康診断」ですね。結果を数値化したエンゲージメントスコアが高いほど、やりがいを持って働きやすい会社であるといえます。

フーちゃん

フーちゃん

今回はどうしてエンゲージメントサーベイを大きく取り上げようと思ったんですか?

辻林:当社はエンゲージメントスコア70%という目標を設定しているのですが、最新のスコアと比較するとまだ課題もあって。
そんな“TOYOBOのリアル”をできるだけクリアにお伝えするとともに、課題解決に向けた取り組みが進展している状況と照らして、目標達成への期待感を感じていただきたいなと思いました。

カンビー

カンビー

吉見さんの“推しページ”は?

吉見:人材育成の取り組みを紹介するページですね。
TOYOBOでは、海外拠点で働く現地の幹部候補の方が日本で教育を受ける「ナショナルスタッフ研修」を毎年実施していて、今回は研修に参加した方を取材したコラムを追加しました。参加者の声を通して、人材育成の手厚さを感じてもらえると思います。

カンビー

カンビー

人材に関する取り組みが充実しているんだね。

フーちゃん

フーちゃん

そのあたりについて、人事施策に携わるお二方が次の章で詳しく教えてくれるわよ。お楽しみに〜♪

その2:ミライに向けて連動する「役員メッセージ」

:見どころの2つめは、今回初めてCEO、CFO、人事担当役員の3本立てが実現した「役員メッセージ」です。

フーちゃん

フーちゃん

3本立てですね!ねらいは何ですか?

:CEOは全体像を俯瞰した立場・視点から、CFOは財務資本戦略に焦点を当てた立場・視点から、人事担当役員は人的資本の戦略に焦点を当てた立場・視点から、というように、それぞれの立場・視点から語っていただくことで、TOYOBOの考え方や未来像がより鮮明になるのではと考えました。

辻林:3者のメッセージの連動性にこだわりましたよね。

:はい。今回は各役員に応じた時間軸や切り口を設定したうえで、共通のテーマで横串を刺し、メッセージの連動性を高める工夫をしました。

カンビー

カンビー

各役員に応じた時間軸や切り口、共通のテーマって?

:CEOは中長期視点と未来へのワクワク感、CFOは短期視点と直近の業績、事業ポートフォリオ(※)改革の進捗、人事担当役員は中長期視点と成長に必要な人材像・育成方針という棲み分けをし、「挑戦と成長のこだわり」という共通のテーマでお話しいただきました。ここを読むだけでもTOYOBOの全体像が把握できるくらい、中身の濃いページに仕上がったのでぜひご覧ください!

※事業ポートフォリオ 企業が運営している全事業を事業ごとの成長性や収益性でマッピングしたもの。

吉見:私も人事担当者として、人事担当役員のメッセージを皆さんに読んでいただきたいと思います。人材戦略ページの冒頭にあるので、先に読んでおくと各種取り組みへの理解も深まると思います!

フーちゃん

フーちゃん

こだわりの役員メッセージ、必読ですね。

その3:成功事例とリンクする「価値創造プロセス」

 :もうひとつの見どころは、「価値創造プロセス」のページです。「価値創造プロセス」は、TOYOBOがどのように価値を生み出しているかを伝え、その持続可能性や成長性への期待感を高めるための大事な要素です。
今回はよりわかりやすくするために、具体例を見せる解説ページを加えました。

カンビー

カンビー

具体例って?

:「コスモシャインSRF®」を知っていますか? 主に大型液晶テレビに使われている液晶偏光子保護フィルムで世界シェア60%(※当社推定)を誇る当社の主力製品です。

フーちゃん

フーちゃん

もちろん知ってます!以前、開発プロジェクトに携わった皆さんから胸アツのお話を伺いました。

:そうそう、その製品です!開発のきっかけから製品化までの流れを改めてヒアリングしたところ、4つのフェーズからなる価値創造のサイクルにぴたりと当てはまったんですよ。

“モノづくり”から“ソリューション”へ。140年以上の歴史で培った強み。信頼、自ら変え続ける姿勢、人と組織。価値創造の基盤。TOYOBO PVVs、四つのコア技術。イノベーション。「フェーズ1 人と地球が抱える困りごとの把握」、「フェーズ2 ソリューションの検討」、「フェーズ3 事業化によるソリューションの創造」、「フェーズ4 次のソリューションの創造」。
価値創造のサイクル

辻林:「フェーズ1 人と地球が抱える困りごとの把握」から「フェーズ4 次のソリューションの創造」までこんなにきれいに当てはまるんだって感激しましたよね。価値創造プロセスが実際に機能していることがわかる、説得力のあるページになっていると思います。

人事のキーパーソンが語るTOYOBOの「人材戦略」

フーちゃん

フーちゃん

 「人材戦略」の見どころ紹介で従業員の働きやすさや、やりがいの向上に力を入れているお話があったじゃない?

カンビー

カンビー

うんうん、働く人を大切にしているイメージ。

フーちゃん

フーちゃん

そもそもどうして「人」なのか、どういう意図で人材戦略を進めているのか聞いてみようと思って、人事のキーパーソンであるお二人をお呼びしました。

カンビー

カンビー

ぜひお話を伺いたいな♪

メンバーの紹介

写真右:射場(いば)さん

写真右:射場(いば)さん

東洋紡株式会社 人事・労務総括部長兼人事部長

1992年の入社以来、人事・労務畑を歩み続ける。2018年から人事企画グループで人事制度の改定を担当。粘り腰の仕事ぶりは、趣味の釣り由来かも⁉

写真左:溝上(みぞがみ)さん

写真左:溝上(みぞがみ)さん

東洋紡エムシー株式会社 管理本部 総務部人事・労務グループ所属。

2009年、東洋紡に入社後、事業所労務、全社労務・採用などに従事。現在は、東洋紡エムシー(東洋紡の環境・機能材事業を担う子会社)の人事・労務施策全般を担当。週末は息子のソフトボールの練習に付き添い、運動不足を解消中。

フーちゃん

フーちゃん

TOYOBOが人材を重視している理由はズバリ何ですか?

射場:最近、人的資本経営という言葉をよく耳にすると思います。従業員の能力を「資本」ととらえ、能力開発やキャリア形成を支援し、企業価値の向上を目指すものですが、実は、このような考え方は昔からあって、当社でも長年行ってきました。

カンビー

カンビー

もともと人的資本経営の土壌があったんですね。

射場:そうですね。TOYOBOにとって最も重要な経営資本である「人」の力を最大限に引き出す手段が「人材戦略」です。

フーちゃん

フーちゃん

TOYOBOの人材戦略の特徴って何ですか?

射場:企業理念体系のPVVs(※)を体現するという“変えない”ものを軸に置いて採用や育成を行っている点が大きな特徴です。そのうえで、さまざまな環境変化に応じて人材戦略を“変え続ける”ことにも挑戦しています。

※PVVs(ピー・ブイ・ブイズ)とは東洋紡グループの理念体系の呼称。Principle(理念)、Vision(めざす姿)、Values TOYOBO Spirit(大切にすること)。
参考URL:https://www.toyobo.co.jp/company/philosophy.html

カンビー

カンビー

人材戦略の取り組みのなかで、特に注目してほしいものはどれですか?

射場:従業員が考える目標やキャリアが社内で実現できるよう、社内公募の実施やキャリア相談室の設置が挙げられます。さらに、従業員がキャリアプランを自己申告するキャリア開発シートを導入していますが、それをもっと活用して活躍の場を広げるサポートにつなげたいと考えています。

溝上:東洋紡エムシーでは、先ほど射場さんが言われたTOYOBOの人材戦略を基本方針としながら、共同出資会社である三菱商事の取り組み事例も参考にしながら、さまざまな人事施策を実行しています。
そのなかで特徴的なのは、TOYOBOに先行している施策です。入社15年以内の従業員を対象に、国内外での新たな経験への挑戦を促進するキャリアパスや、半年〜1年ごとに目標に対する成果を評価し最終評価のフィードバックを行う業績評価・人事考課など、個人のやりがいや成長につながる取り組みを推し進めています。

射場:東洋紡エムシーの取り組みは、TOYOBO全体の人事施策の方向性の検討によい効果をもたらしていますね。ちなみに、人事考課最終評価のフィードバックについては、TOYOBOでも今年度(2025年度)から実施予定で、今まさに準備を進めているところです。

溝上:東洋紡エムシーは設立3年目の若い会社ですが、事業面ではすでに社内外を問わず、さまざまな連携が生まれています。その気運を生かし人材戦略もTOYOBO全体に当社の人事施策をうまく反映できるよう働きかけていきたいです!

射場:従業員の皆さんが、日々、自分やチームの成長を感じ、誇りとやりがいを持って仕事ができるよう、これからも人材戦略の充実化を図っていきたいですね!

こんな読み方もおすすめ!

フーちゃん

フーちゃん

さて、統合報告書をどんな人に、どんなふうに読んでほしいですか?

※試し刷りのため、発行時の意匠と異なる場合があります

:どんな方でもまずはCEOメッセージを読んでいただきたいですね。会社のトップがこれからどういうふうに会社を前に進めようとしているのかがダイレクトにわかるので!

吉見:人事部門の立場として特に読んでほしいのは、学生さんや求職者の方。従業員の皆さんが働きやすい環境でやりがいを持って活躍できるような人事制度や取り組みをアップデートしていることが伝わってくるはずです。
TOYOBOで働いたら自分のやりたいことが実現できる。そう感じてもらえたら、ぜひ応募していただきたいなと思います。

辻林:僕はとにかく、従業員、特に営業職の皆さんに読んでほしいです。商談をするときに自分の会社のことがわからないとお客さまにうまく伝わらないでしょうし、自分の会社を把握するためにまず統合報告書を読むことをおすすめします。
その次にお取引先企業さまの統合報告書を読むと、商談のネタがさらに増えて、お取引につながる可能性大です。ビジネスパーソンの方には当社の統合報告書を大いに活用していただきたいですね。

カンビー

カンビー

TOYOBOのミライだけでなく、自分のミライにもワクワクできそう!

まとめ

カンビー

カンビー

統合報告書って会社の情報がギュッと詰まっているのと同じだけ、メンバーの皆さんの熱い思いもギュギュッと詰まっているんだなぁ。

フーちゃん

フーちゃん

読む人みんなに「ミライへのワクワク感」を届けられるように、細部までていねいに作っている様子も伝わってきたわね。

カンビー

カンビー

学生さんの企業研究にもうってつけだよね。

フーちゃん

フーちゃん

間違いないわ!
よし、私は岡さんおすすめのCEOメッセージから読もうっと!

※本記事の内容および組織名等は取材当時のものです

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